年末の恒例はガキ使とM1ですね。歴代王者と8組、敗者復活戦を制したコンビ。2001年から始まったM1がamazonプライムビデオで鑑賞できるので、2017年にして改めて鑑賞しました。当時の面白さよりも面白くなっているような漫才もあり、受け手側(鑑賞する側)の受容力も変わってきたのか。
結局のところ、面白い人たちは自然に売れるのですが、M1という区切り(結成10年未満)という縛りが、芸人さんたちをさらにたくましく、M1決勝まで行けなかったコンビでも逆に芸歴の箔がつくんで、非常に良い大会だったことには変わりないですね。
しかし、2017年に10年前の漫才見てもおもろいんですよ。今年はM1グランプリ2017です。優勝はもちろんあのコンビでしょう!予想も必要ですね~
■第一回2001年大会の
優勝は中川家→大阪では有名→2017年東京でも活躍
2位 ハリガネロック→大阪では有名→解散
3位 アメリカザリガニ→大阪では有名→2017年あんまり見ないけど、芸歴実力ともに関西では上位
4位 ますだおかだ→大阪では有名→岡田さん東京でブレイク、増田さん大阪で活躍
5位 麒麟→当時ほぼ無名→田村さん印税→川島さん売れっ子
6位 フットボールアワー→コントも面白かった→売れっ子
7位 キングコング→大阪でも有名→売れっ子→開拓している
8位 チュートリアル→当時ほぼ無名→売れっ子
9位 DonDokoDon→有名だった→平畠さんサッカー、ぐっさんCM
10位 おぎやはぎ→無名でサラリーマン?→とんねるず後継者?とんねるずや~さまーず~おぎやはぎ?ばななまん?くらいの上位ですか
関西出身吉本びいきの筆者からすれば、優勝は中川家しかなかったんですね~中川家のための第1回であったといっても過言ではないですね。好敵手のハリガネロックさんも大阪では右に出るものがいないほどの実力者、松竹の刺客ますだおかだ、アメリカザリガニも強敵であり、順位そのまま実力が拮抗していた印象でした。
■第二回2002年大会の
優勝 ますだおかだ
2位 フットボールアワー
3位 笑い飯
4位 おぎやはぎ
6位 テツandトモ
7位 スピードワゴン
8位 ダイノジ
9位 アメリカザリガニ
第二回で異変が二つ起きましたね。良い異変と悪い異変。笑い飯とテツアンドトモ。笑い飯さんお衝撃は年末の引っ掛け橋で聞こえる会話は笑い飯一色。優勝したますだおかださんを消し去るほどの衝撃。笑い飯以前笑い飯以後という言葉が誕生するほどの影響をもたらしました。テツトモさんは談志師匠に手厳しい言葉を受けましたが、正直同感ですね。それは別のところでやってくださいー面白いのは知ってるよ。て感じでしたね。
■第三回2003年大会の
優勝 フットボールアワー
2位 笑い飯
3位 アンタッチャブル
4位 2丁拳銃
5位 りあるキッズ
6位 スピードワゴン
7位 アメリカザリガニ
8位 麒麟
9位 千鳥
アンタッチャブルさんの登場ですね。関西圏では全くの無名でしたが、初出場で3位の成績と来年のチャンピオン、ポストダウンタウンを探せでお馴染みだった、りあるキッズ、そして千鳥。新しい風がM1を席巻しだした年でしょうか。
■第四回2004年大会の
優勝 アンタッチャブル
2位 南海キャンディーズ
3位 麒麟
4位 タカアンドトシ
5位 笑い飯
6位 POISON GIRL BAND
7位 トータルテンボス
8位 東京ダイナマイト
9位 千鳥
第五回2005年大会の
優勝 ブラックマヨネーズ
2位 笑い飯
3位 麒麟
4位 品川庄司
5位 チュートリアル
6位 千鳥
7位 タイムマシーン3号
8位 アジアン
9位 南海キャンディーズ
第六回2006年大会の
優勝 チュートリアル
2位 フットボールアワー
3位 麒麟
4位 笑い飯
5位 トータルテンボス
6位 ライセンス
7位 ザ・プラン9
8位 変ホ長調
9位 POISON GIRL BAND
第七回2007年対価の
優勝 サンドウィッチマン
2位 トータルテンボス
3位 キングコング
4位 ハリセンボン
5位 笑い飯
6位 ザブングル
7位 ダイアン
8位 千鳥
9位 POISON GIRL BAND
第八回2008年大会の
優勝 NON STYLE
2位 オードリー
3位 ナイツ
4位 笑い飯
5位 U字工事
6位 ダイアン
7位 モンスターエンジン
8位 キングコング
9位 ザ・パンチ
第九回2009年大会の
優勝 パンクブーブー
2位 笑い飯
3位 NON STYLE
4位 ナイツ
5位 ハライチ
6位 東京ダイナマイト
7位 モンスターエンジン
8位 南海キャンディーズ
9位 ハリセンボン
第十回2010年
優勝 笑い飯
2位 スリムクラブ
3位 パンクブーブー
4位 ピース
5位 銀シャリ
6位 ナイツ
7位 ハライチ
8位 ジャルジャル
9位 カナリア
5年の歳月を経て、新たに結成15年以内であり、審査員はM1チャンピオンの9名(アンタッチャブルは不参加)で行われた11回大会。異色と実力が拮抗する稀有な大会に!!
第十一回2015年大会の
優勝 トレンディエンジェル
2位 銀シャリ
3位 ジャルジャル
4位 タイムマシーン3号
5位 スーパーマラドーナ
6位 和牛
7位 メイプル超合金
8位 馬鹿よ貴方は
9位 ハライチ
第十二回2016年大会の
優勝 銀シャリ
2位 和牛
3位 スーパーマラドーナ
4位 さらば青春の光
5位 アキナ
6位 ハライチ
7位 カミナリ
8位 スリムクラブ
9位 相席スタート
お好みの漫才というもんがありますね~一人一人違うでしょう。M1ベスト漫才でトップ5が合う女房や旦那がいる家庭は皆無でしょう。好きな人と同じ順番になることなんぞ皆無。合えばエグイです。というくらい甲乙つけがたい漫才師の4分の戦い。おこがましくも自分の好きなトップ5を挙げるとすれば・・・。
第5位!!
第11回大会
スーパーマラドーナ【落ち武者】
フレーズのチョイスがダークでしたが、構成力と伏線の回収(バンクブーブーの佐藤さんが審査コメントで述べている)が非常に良かった。当時はそれほど面白くなったイメージもあったが、2017年にみると面白くなっていた(失礼)しかしながら暫定ボックスからの脱落に対して、石田さんへの「おれも同期やろー」の発言が受け、「ひき肉にしてやんよ!」でだだ滑り。「それ浸透してないねん!」の悲しい響き。いやいや特攻の拓のマーボーくんの名セリフ。私は大好きですよ。しかし、一瞬、武智さんが言うと、マーボー君でなく、武丸が言ってるように聞こえるのは私だけか!?
第4位
第6回大会
チュートリアル【ちりんちりん】
妄想漫才と形容されるほどの入り具合。突っ込みが重視されがちなM1において徳井さんの演技一つでもっていったパーフェクト、完全優勝。前年のバーベキューのネタから爆発力が数倍に上がった。予選の冷蔵庫からの格差においてもチリンチリンという誰もが知っている題材をあそこまで面白く演出した漫才は、最後の動作以外はラジオで聞いても爆笑必須!
第3位
第10回大回
スリムクラブ【葬式の参列】
独特のやり取りと間。欲しい欲しい。次が欲しいと、よがる体に前戯を繰り返したあげく、「民主党の人でも民主党のこと考えませんよ」の風刺てきな突っ込みで絶頂を迎えた決勝!第10回大会で無ければ、よもや優勝があっても可笑しくないほどの面白さだった。衝撃度でいえば笑い飯に匹敵!
第2位
第2回大会
笑い飯【奈良民俗資料館】
このコンビを見て、衝撃を受けた人はどれだけいたでしょうか?私たちの世代がダウンタウンやとんねるず、ウッチャンナンチャンを見てお笑いを好きになり、めちゃイケやボキャブラでさらに笑いを好きになった体験を一気にかき消すよう4分。4分ですべてを白紙に戻すような衝撃。
第1位
第5回大会
ブラックマヨネーズ【習い事(空手と相撲)】
この漫才が一番面白いと思った理由。一つ目、テレビでなくとも、ラジオで聞いても面白いという点でずば抜けている。漫才というカテゴリとコントというカテゴリ、ショートコントもある。漫才と標榜しながらショートコントテイストが多いコンビが主流になりつつある現代において、しゃべくりだけで他を圧倒。ネタ的には不利な大阪の地名でも会場を爆笑に包んだあの4分。ブラックマヨネーズとともに汗を流した2017年の再M1グランプリ。
amazonprimeビデオで視聴できます。みなはれM1!
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