5年と1か月間、地域おこし協力隊という肩書でひょうひょうと地域と活動してきた中、とりあえず奈良市での地域おこし協力隊は終了することになりました。23日に活動報告会を行い、3年間の活動を報告させていただきました。2部構成で同じく奈良県にある下市町平原地区の自治会が運営しているピザ屋さんエルバやレモングラスについてのセミナーも開催。
地域おこし協力隊活動報告会
島根県邑智郡美郷町で2年4か月、奈良市では2年9か月と、5年1か月、2つの地域に活動していました。引き続き地域おこし協力隊という職種で全国を飛び回りたい気持ちありながら、長男次男、生まれてくる双子ちゃんの育児を考えると、渡り鳥のように何食わぬ顔で飛び続けることができないです。
奈良市地域おこし協力隊として第1期で所属した隊員は7名。私ともう一人が任期満了するにいたり、ほかの5名は任期途中で地域を離れてしまいました。過疎と言われる地域では流入した人をとどめる方策が必要なんです。せめて、退任した後でも気軽に訪れる第二第三の故郷のような立ち振る舞いが肝要です。
ほかの移住者にくらべ、家に仕事、行政のバッグまでついている地域おこし協力隊という立場は地域に入ることが容易なんですね。容易であるがうえに地域住民からのコミュニケーションというものが重要になってきます。ほったらかしや無関心はいかんのですね。
幸い私の移り住んだ地区には気質の合う、口の悪い(まじで)愛想のいいオッサン(愛をこめて)が多くいらしたので、すんなりなじめ、早い段階で「こいつは人畜無害やな」「安心してもええやろ」など地域でも認められるにいたりました。
プライベートも非常に重要だということ、人が人に火をつけるんだよなあ~ということ、協力隊活動報告会という活動内容をツラツラならべることよりも、どうゆう風に自分の士気が上がってきたか、また任期満了まで迎えられたのはどうしてか。協力隊といいながらも一番協力してもらわないといけないのは、実は協力隊なんだよ。とか。
そんなことを15分~20分話しさせていただきました。すこし人前で話すのが面白くなってきました。協力隊の詩でも求職中に創作させていただいて、Amazonで販売しますか。リアクションがあればもっとよかったですが、質問以外に、感想なども述べて頂く機会があればよい発表会になるでしょね。
下市町平原自治会、ピザとレモングラス
自治会で運営されている下市町平原のピザ屋とレモングラスの栽培加工販売。ピザ屋は毎週日曜日(臨時で開業する日もあるよう)で年間1600人以上も集まる人気ぶり。レモングラスの販売も奈良県を飛び出しているようで、自治会が運営する事業形態として、他の地域に希望を与える内容になってました。
これからは自治会で運営する事業というのがスタンダードになってくるでしょうね。奈良県ではほかに才谷地区ではゲストハウスの運営なんかを行ってたりします。奈良県の移住に関するまとめはこちら。
吉野に川遊び、森遊びするさいには一度立ち寄ってみたいピザ屋さんですね。『山の小っちゃなピザハウスErba(エルバ)』のウエブサイトのリンク
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