バスやタクシーは客を乗せるために走っています。荷物を運ぶために走っているわけではないんですね。電車もね。自分が持っている荷物なら洗濯機くらいまで運んでいた知り合いはいますが・・・。荷物だけを載せることは基本的にダメなんですね。貨物運送という枠に収める必要があります。
貨客混載
■現在 タクシーで荷物の運搬を有償で行ってはいけませんよ~。貸し切りバスでも同様ですよ~。また、トラックの助手席に有償で人を乗せてはいけませんよ~(ヒッチハイクはOK)。
一般道路を主体に路線を設定して運行される乗り合いバスについては、少量の貨物(*)であれば、特段の手続きなく有償運送が可能(道路運送法§82) *原則350kg未満。超える場合には個別に判断
とまあ乗り合いバスについては、軽くて小さい物なら一緒にのせてもいいですよ~運賃も受けとっても問題ないですよ~。という感じでした。
で、貨客混載が可能になるタクシーと貸し切りバスの場合、一般貨物自動車運送事業の許可(貨物自動車 運送事業法§3)を受けた場合には、過疎地域 において貨物の有償運送を可能になります。ただし○○があるので、事業所の方は良く調べてください~。
トラックの場合は、一般旅客自動車運送事業の許可を受けた場合には、過疎地域において旅客の有償運送を可能とする。 こちらのただし○○~は二種免許取得が必須です!いきなり人乗せて運賃貰うことはできないですね~トラック野郎はすぐに2種免許取りにいきましょう!
長距離ドライブシェア(相乗り)nottecoさんなどが先駆けて一般ユーザーにメリットのある移動距離の共有という概念で、有償運送の枠に収まらないアイデアが人気です。一般ユーザーは2種免許もってないですからね、友人とドライブ行くのに運賃もへったくれもないということですね。
過疎地域限定という枠組みが非常に物議を醸しだしそうですね。過疎地域内だけの移動に限るのでしょうか?Aという過疎地域から都市部を抜けてBという過疎地域で降りるのはNGとか。ここいらへんの説明はきちんと聞いた方がいいでしょうね。同一地域内に限るなんて注釈があるかもしれないですね。
地方のバスあるあるですね。乗客がおらず、空気だけを運んでいるバスを多く見かけることがあります。随分前から勿体ない~と思っていた方も多いのではないでしょうか。私もその一人。席余ってるなら物を運べばいいのになあ~と。
しかし、少量の貨物(*)であれば、特段の手続きなく有償 運送が可能(道路運送法§82) *原則350kg未満。超える場合には個別に判断。となり積載量に限りがあり、350㎏を超える場合は個別に判断されるというこっちゃです。米袋1つ30㎏ですからね。12個載せることできないんですね。
まずは米の運送からでしょうね。JAとタッグを組んでもいいでしょうし、個別で販路見つけても良い。まずは米から行きましょう。30㎏ですからね盗難の心配皆無です。小物で単価の高い商品は貨客混載ではリスク高いですからね。不特定多数が出入りする密室空間で運転に注意をはらっている隙にニヤリなんてのもありそう。重量が盗難のリスクをさげますね。
私が島根県で地域おこし協力隊を行っている時にですね。他地域のバスがまさに貨客混載の実証実験を行ってましてね。これはいいアイデア!と手を叩いたことを思い出しました。とある地域には農産物直売所があるんですが、出品者が減少していました。理由として直売所まで行く足がない。運転が怖いなど。
生産者の気持ちとしては野菜類を出品したいんですね。それを可能にしたのが、貨客混載です。運行ルートに野菜をもっていけば、直売所で野菜を下ろしてくれ、直売所が販売する。これは非常に素晴らしい取り組みだと感じました。宮崎県ではいち早くヤマトさんが行っているようです。
ここでは客貨混載と表記されていますね。貨客混載か客貨混載かトラックに客を乗せる場合は前者で、バスに貨物を乗せる場合は後者なんでしょうか。どっちゃでもいいので統一して頂きたい!!路線バスが宅急便を輸送する「客貨混載」の路線拡大宮崎交通の記事のリンク。
お住いの地域にバスの運行ルートあるでしょう。バスまで徒歩1時間の場所に住んでいる私にとっても、これは魅力的に映っています。バスまで数分なら、また宅配に来てくれた時にバス停までとか。色々使い道ありますね。
やっぱり人物金、どんどん動かさないといけません。いくらインターネットが普及しようがIoTだろうがIoCだろうが、結局のところアナログが残るんですよね。アナログな部分をもっと合理的に動かせる仕組みに、緩和してあげるでけで、地方は元気になるでしょう。
地方が元気になるといっても地方の企業がでしょうね。地域の人が利便性が上がった!と感じるには事業に食い込む努力が必要ですね。だって、バスに乗って移動するのが目的で、トラックに荷物を運搬してもらうのが目的ですから、すでに達成されてますからね。
バスやトラックがタッグを組んで小さな拠点にむけて効率よくモノや人を運べることで、さらに料金を安く、サービスを向上させ、経費もCO2も減少させて~地域に貢献する。といった具合なんでしょう。
なかなか住民参画する隙間がなさそうですが、アイデアを絞り出しましょう!規制緩和は良いことです。
平成27年6月3日から貨客混載をヤマトさんと始めたそうです。先に述べたように貨客混載すべてアウト!!というわけではないですからね。始めている会社がいてもおかしくない訳ですね。
移動空間のデザインでグッドデザイン賞を頂いてるようですから、私からは何もゆうことはないですね。あえてゆうなら・・・みちのりホールディングスのバナーにあったこの投稿の村が素晴らしくカッコイイ。リンクからぜひ見て欲しい
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いやあ東北は美しいなあ。
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