出会いがあれば別れがある。人と人の関係のように、自動車にもまた出会いと別れ。結婚を気に乗り始めたダイハツムーブ。車検も1年以上残したまま、新しい中古車を購入することになりました。一口に中古車といっても、そもそも中古車なんて乗らないし。というコダワリのある方や、動けばそれでいいといったアメリカンな方も。一人一人の車遍歴なんか見てみると、人生が見えてきたりしますねえ。それではいってみよう。
ちなみに私の車に対して求めるものは安全に人間を目的地まで運んでくれる、頼りにあなる相棒(相棒は言いすぎかな)くらいの感覚なので、相棒に対するルックスや(デザイン)や能力(性能)、出身(メーカー)などは全く気にならないんですね。脱線しますが車が人の体を表すなあーと思っているんですね~。車の心理学なんて本ったら、読んでみると面白いと思いますよ。20歳でセルシオ乗りたい人間がもつ他人に見せたい本当の自分とか。30歳で10年ローンで買った新車のエルグランドとか。年齢と車種みたらその人間が相手にどう自分を誇示していきたいか。とかわかる気がしますね。てなわけで
私が20歳になって購入した車は、カルディナーTOYOTAなんですね。しかも業務用のバンのカルディナですよ。4ナンバー。画像がでてこないですね。今でゆうプロボックスのような外観です。セカンドシートは背もたれのみですね。20歳で初めて購入する車で業務用のバンを選択する人間ゆうたら日本で僕くらいでしょう。ありえないでしょう。恐ろしいセンスしてますよね。
しかしこのカルディナ君は大活躍しましたね。まずは宮津の琴引き浜へ一泊するときに速攻で側溝に脱輪したんですね。旅館の人たちが救出してくれましたね。奈良県の十津川から龍神温泉へて白浜まで険しい道を走破したことも。当時の奈良県の道は悪かったなあ。
富士山も2回。新潟まで行った。朝霧ジャムにフジロック。音楽のフェスも行きまくったカルディナ君。カルディナ君は大人5人のっても荷物が結構乗るんですね。重宝しました。二人なら車中泊も可能でしたからね。お別れは25歳。当時お店をはじめ、拠点が天六に移ったことで、車に乗ることが少なくなったため。お別れに。5年間、多少の擦り傷やへこみをつけてしまいましたが、とても素敵な車ライフを与えてくれましたね。
2代目ですね。台でなく、代が似合う2代目ジェイソウルブラザーもびっくりの軽トラックですね。ミニキャブトラック、DAIHATSUなんですね。のせ太郎という名前がついていました。この車は譲っていただいたんですね。無料です。全くの無料。当時よくして頂いていたジョージさんという人がいたんです。ロコジョージという雑貨屋を靭公園で経営しており、大阪でその道の方々は素通りできないショップを展開していた人物なんです。私が出会った時は廃品回収のお仕事をしており、廃品回収した物を僕の店に持ってきたりすることから交流が始まったんですね。
で、そのジョージさんの廃品回収のお仕事が流れにのり、新しく軽トラを購入するということで軽トラックを僕にくれたんですね。ジョージの意思を引き継ぐ感じですね。もちろん廃品回収のトラックなんで、拡声器ついるんですねー。拡声器から金曜ロードショーのテーマ曲流しながら夕日をバッグに走った日が思い出されます。
この軽トラック君の最大の冒険は4月の北海道旅行ですね。日本海フェリーで舞鶴から小樽へ。とりあえずの車中泊で北海道県警来場。普通にエンジン止めて赤ワインを飲みながらネットサーフィン。お咎めなく、寒いから気を付けてね~との一言。うーん北海道はでっかいなあ~。琴平町~喜茂別町~中山峠~札幌~富良野~えりも岬~釧路まで、北海道の雄大な土地を頑張って走ってくれました。富良野の吹上温泉では道路の凍結によりスリップ。全く身動きできないなか、対向車に助けていただいたこともあり。
無謀と勇気とは違うな~と吹上温泉の脱衣場もない雪さらしの露天風呂で林の木々に守られながらあっついお湯に浸ってたり、シイタケをじっくり焼くとうまいことがわかったり。ビート文学の理解できない言葉や、良い言葉をノートにまとめたり。時間の経過を付き合ってくれた軽トラック、のせ太郎(大阪の能勢に廃品回収へ行くことが好きで、多くの荷物を載せていることから)。
車検切れと居所を上本町に移すことになり廃車に。記念にシフトノブだけ手元に残しています。妻と付き合ってる時にも乗っている期間があったなあ~。多くの友人の引っ越しにも活躍したノセ太郎。天国でジョージさんが乗ろうとしたらシフトノブがない!とびっくりしてるでしょうね。
で、3代目がムーブDAIHATSUですね。軽乗用車ですね。妻との結婚、妊娠を機に島根までやってきましたムーブ君。彼も大阪ー島根を数十回往復し、中国地方を多く駆け回ってくれました。長男をチャイルドシートに乗せ三瓶山で太陽大感謝祭。懐かしい。
彼もまた積雪30㎝で身動きがとれなくなったこともあり、雪かきで私の喉が焼け。イグニッションコイルもやられるという状況にもかかわらず、普段の1,5倍のガソリン消費をものともせず、大阪までやってきたタフなやつ。たびたびの子供たちの嘔吐にも寛容で、鳴き声にも動じない見た目より器の大きいムーブ君。
4年半ほど付き合う中、長男はもうすぐ4才、次男は2歳、生まれてくる双子ちゃんはムーブ君にのるスペースがない・・・。苦渋の決断。ウインドウの不備や数か所の傷みはあるものの、まだまだ9万Km。車検も1年半残っているできるやつ。最後に長男と車内清掃、洗車を行い感謝の意を述べました。
で、我が家にモビリオHONDAがやってきました。7人乗りの5ナンバーがやってきました。4ナンバーから5ナンバーへ。大家族の象徴ですね5ナンバーの7人乗り。後姿が美人なんですね。モビリオ
こうやって思い返してみると、
初代カルディナは友人たちと遊ぶ用途(車でオナゴを釣るような感覚がないので)
2代目ミニキャブトラックは趣味の延長
3代目は結婚と出産
4代目は大家族への道のり
と
車を見ればある車に求める用途がわかりますね~
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