遠い記憶でいえば、小学生の時ですね。

 

大型の休み明けには必ずといっていいほど、雑巾を求められました。

 

雑巾ってのは使い古したタオルを縫い合わせた物。であるという認識なんですが

 

どうやら昨今の雑巾事情は変わっているようです。

 

 

去年一番驚いた件がこれ。

 

中学からの友人の奥様の話。

 

幼稚園に入園したさいに、雑巾を持ってこい！と通達があり

 

雑巾を用意する段階に。

 

当然友人も雑巾は使い古したタオルを縫い合わせて

 

雑巾を作る物だと認識していたのだが、

 

奥様のとった行動は

 

百円ショップで雑巾を購入したということ。

 

かなり衝撃的でした。

 

仮にミシンが無ければ、百歩譲って認めましょう。

 

しかし、雑巾ですよ。雑巾。

 

雑巾は作る物でしょう！！

 

買うものじゃないでしょう！！！

 

と友人と、主婦のリテラシーの低さに愕然とし、

 

一晩飲んだことを記憶しています。

 

100円やし、安いし、別にええやん！！

 

と言ってしまえば終わりなんですよ。

 

雑巾を作ってる姿を子供たちに見せてあげて欲しいんですよね。父としては。

 

お母さんが雑巾縫ってくれてるね。

 

学校にいっても大事に使うだよ。

 

とね。

 

こういう姿を子供に見せないから、最近の子供はとかいうんですね。

 

最近の子供

 

 

【先生雑巾もってきました】

 

【はいありがとう】

 

【うわ、お前んとこの雑巾の色、おかしくない！？】

 

【うわ、ほんまや、白くないやん！？どこで買ったん！？】

 

【お母さんが作ってくれたんだよ】

 

【ええ！？どんだけ貧乏なんだよ！？百均で売ってるのに！！】

 

【そうだね。売ってるのは知ってるけどね。いらないタオルを雑巾にしたんだ】

 

【もとはタオルなの雑巾って？】

 

【そうだよ。タオルだよ。】

 

【じゃあその雑巾はタオルを経て、雑巾になった？ということかい？】

 

【そういうことだね。】

 

【じゃあ僕たちが買った雑巾は、タオルを経ずに、雑巾になった？】

 

【そうかもしれないし、そうでないかもしれない】

 

【ん？どういうこと？】

 

【雑巾になる前、何に使ったかが分からないからだよ。僕の雑巾は、綿100％インドで作られて、お風呂上りに使ったタオルをお母さんが縫ってくれて、こうして雑巾になった】

 

【僕のお母さんが買ってくれた雑巾は、ダイソーで108円で買った。確かにそうだ。雑巾の前は何だったのか分からない・・・】

 

【そう、もしかしたら・・・背景が分からないことが一番怖くない？】

 

【うん。ちょっと怖い。もしかして、この雑巾にはとんでもない物が含まれてるかもしれないよね？】

 

【そう。学校で使うもの。皆が使うもの。サンポールってあるよね。混ぜるな危険ってかいているやつ。もし、その雑巾にサンポールと混ぜてはいけないものがあったら、どう？怖くてトイレ掃除できないでしょ。】

 

【うん。一度水洗いしてる方がいいよね。】

 

【そうだね。水洗いしておこう】

 

【ありがとう。帰ったらお母さんにも話してみるよ。】

 

 

 

 

【お母さん！！来週学校に雑巾をもっていかなくちゃならないんだ！】

 

【はいはい。じゃあダイソーで買ってくるから】

 

【違うんだ！古くなったタオルがあるでしょ！？雑巾にして欲しいんだ！】

 

【あんた！？どこでそれを！？】

 

【健ちゃん家は、綿100％インドで作られて、お風呂上りに使ったタオルをお母さんが縫ってくれて、雑巾になったんだ。背景があるんだ！ダイソーで買った雑巾タオルを経てないでしょう？】

 

【ダイソーの雑巾はね、インド人が使ったタオルを雑巾にしてるのよ。】

 

【えっそうなの？じゃあ一緒じゃん】

 

【そう。分かったら早く寝なさい。】

 

【うん。おやすみ】

 

 

―　親は平気でうそをつく　―

 

Amazonでも雑巾売ってますね。

 

 

 

用意するもの

 

使い古したタオル

ミシン

 

適当にずばばばばばばー

 

雑巾の出来上がり！！