さて、2017年のGWは中日の月火を休むと、鬼の9連休ですね。

 

休みがあっても金がない。という人が多いでしょうね。

 

帰省する田舎でゆっくりできるのが最高のパターンでしょう。

 

 

帰省する田舎が無い方も多いはずですので、ここでは焦らず、近場に目を向けましょう。

 

 

子どもと散歩するだけでもいいでしょう。

 

フラフラ歩く。

 

目的は散歩。気ままに。子供の指さす方へ。

 

これは面白い遊びなんですで。

 

自分では通らない道を子供が選択するわけですから、

 

今まで見ていた景色が変わり、新しい発見があるんですね。

 

子供が疲れたから休憩しよう。となるわけですよ。

 

 

 

 

【お父さん、疲れてきた。少し休憩したいよ】

 

【そうだね。お父さんも疲れてきた。休憩しよう。どこに入ろうか？】

 

【うーん。あのこのスナックぬめりってのはどうかな？】

 

【スナックぬめり？スナックだから夜の営業じゃないかな？】

 

【大丈夫だよ。お昼のランチ、喫茶もあります。って書いてるよ】

 

【あっほんだね。入ってみようか】

 

【入ろう】

 

～からんからんからん～

 

【いらっしゃーい】

 

【二人ですが】

 

【どうぞこちらへ。あら、僕にはカウンターだと足が届かないかな～？】

 

【大丈夫だよ。ほら。】

 

【わっ！上手だね～はい、おしぼり】

 

【ありがとう。なんかこの椅子丸くて回転するんだね】

 

【そうよ。丸くて回転するの。何にしますか？】

 

【私はホットコーヒーを】

 

【僕は、うーん、コーラ】

 

【はいわかりました】

 

【お父さん、スナックと喫茶店てなにが違うの？】

 

【そうだね。何が違うんだろう？】

 

【はい。ホットコーヒーとコーラ】

 

【ねえねえお姉さん、スナックと喫茶店は何が違うの？】

 

【あら、お姉さんだなんて。嬉しいことを言ってくれるね。そうね。スナックと喫茶店の違いかあ～考えたことないな。今の状態だと喫茶店だもんね。うーんしいていえば、何を飲むかかな？】

 

【何を飲むか？例えばお酒ってこと？】

 

【そうね。お酒。お酒をゆっくり飲みたい人がくるところね。】

 

【そうか、喫茶店はコーヒーとかコーラとか、お酒じゃないものを飲むところ！】

 

【それでいいと思うわ】

 

～からんからんからん～

 

【いらっしゃいー】

 

【おうビール】

 

【やだ昼間っからビール】

 

【いいんだよ今日は。】

 

【どうして】

 

【GW中だからよ。ガキがどこか連れていけ連れていけ！ってうるさくてよ】

 

【連れて行ってあげればいいじゃない】

 

【やだよ。子連れじゃあここに来れねえだろ。】

 

【そんなことないわ。】

 

【こ、こ、子連れ？子連れスナックですか？？】

 

【ああ。はい。息子がぬめりさんに入りたいというもんですから。】

 

【そう。僕がぬめりに入りたいっていったんだ。】

 

【ですが、お父さん、ここはスナックですよ。子供が平然と喫する場所じゃあない】

 

【いや、私もそう思ったんですが、今日はGWということで、息子の気のゆくまま、足のゆくまま、進んでみようと決めたのです。疲れてきて、休憩することになりまして、ちょうどぬめりさんがありましたので。】

 

【いや向かいに、喫茶ブラジルがあるじゃないですか？】

 

【そうなんですが、ぬめりに興味を持ったみたですね。】

 

【君はなぜブラジルよりぬめりが良かったんだい？】

 

【うーん。わかんないけど、喫茶ブラジルより、スナックぬめりに行ったほうが、GWの日記を書くのにいいかなと思って。】

 

【日記書くのか！？】

 

【書くよ。言ってなかったけ？こうして、スナックのお姉さんと、お客さんとお話しできるなんて、とてもドラマチックじゃん。絶対書くよ】

 

【そうか。まあそこまで言うなら仕方がないか。】

 

【君はどこの小学校に通ってるんだい？】

 

【　森友学園だよ。】

 

【そうか、うちの坊主も森友学園なんだよ。2年生】

 

【ええー一緒じゃない？僕も2年生だから、同じクラスだね！同じクラスのお父さんと、スナックぬめりで話しているなんてすごいよ！】

 

【まずくないですか？】

 

【えっ！？何が？】

 

【いや息子さんを置いて、昼間からスナックぬめりでビール飲んでることを日記で書くかもしれないですよ。クラスで発表するさいに、まずくないですか。】

 

【・・・まずいです。息子を連れてきます。】

 

【あれ、お父さん、あの人帰っちゃたの？】

 

【みたいだな。私たちもそろそろ出ようか？】

 

【そうだね。ああー残念だなあー名前聞くの忘れちゃった】

 

【まあまたどこかで会えるよ。ママお会計】

 

【はい。1200円です。】

 

【ええー高いねーコーヒーとビールで1200円！？】

 

【うふっ。びっくりした！？でもね。GWの日記はクラスの誰よりも面白いことがかけるんじゃない？】

 

【・・・うんそうだと思う。】

 

【喫茶店とスナックの違いはね、こうして、お客さん同士で仲良くなったり、思い出ができたり、誰かに話してみたくなることが起きる場なの。だから、喫茶店よりすこし値段が高いのね。高いか安いかは、あなたのGWの日記次第ね。頑張って書いてね。】

 

【ありがとう。お姉さん】

 

【ごちそうさま】

 

【ありがとう。また来ていらしてね】

 

～からんからんからん～

 

【いやだよーいやだよースナックぬめりになんて入りたくないよお父ちゃん！なんでスナックなんだよ！お父ちゃん！ウルトラマンヌメリなんていないよ！！】

 

ーGWは子供の行きたいところへ！！ー